ルーシーママのスペイン便り

ルーシーは2009年にマドリッドに近い村で生まれたトイプードル、ママはえらい昔、日本に生まれ、長い間スペインに住んでるおばはんです。

2012-01-01から1年間の記事一覧

スペインの優良企業 + 秋の日のルーシー

今日は10月12日、イスパニアデー。まぁ、ある意味スペインの建国記念日のような日なので、スペイン国家、スペイン王家が前面に出てくる日です。例年のごとく、マドリッドの目抜き通りの交通を遮断して、国王が陸海空の全ての軍隊のトップとして謁見する軍事…

貧富の両極化とスペインの富豪たち

毎日毎日、国も、自治州も、自治体もお金が無いお金が無いとまくしたて、周りを見ると最低限の生活もままならない状況の人が溢れている一方で、天文学的数字の収入や資産を得ている人もまた増えているようです。いわゆる大金持ちといわれる人の数はここ数年…

ちょっとお金の話を・・・(スペイン経済と日本のそれと)

あけてもくれても、金融市場では飽くなき欲の追求が続き、ECB(スペイン中央銀行)、ブンデスバンク(ドイツ中央銀行)、IMF、Moodys、Standand&Poorなどのちょっとした発言やちょっとした動きで、国債リスクプライムやら株価やらが上がったり下がったり、め…

残暑のころ (山火事と増税と予算カットと・・)

ようやくオリンピックが終わり、ほっとした感じです。 スペインも今年は予想外にたくさんの金メダルを獲得して盛り上がっていました。日本はメダル数では史上最高、金メダルの数は予想の半分くらいだったとか。オリンピックでは結構いろんな競技で日本と韓国…

あっという間に4ヶ月、もうすぐ夏!

おひさしぶりです。 今日は6月10日、あっというまに4ヶ月過ぎてしまいました。全く雨が降らず、草も木も乾いて立ち枯れてしまうのかと心配した冬が過ぎ、3月22日の立春の日に降った雨を皮切りに、4月はいやぁ、降った降った、恵みの雨! もう絶対生き返らな…

ルーシーのお散歩編 − 寒波なのにマドリッドは晴天なり!

日本も凄い寒波と雪で大変らしいですが、ヨーロッパも寒波が猛威をふるっています。スペインも全国的に最低気温が普段よりぐぐっと下がり、かなり寒いです。寒くても、ここ最近のマドリッドは朝はカラッと晴れて気持ちいい青空が広がっています。さて、ルー…

2012年2月9日 ガルソン判事に有罪判決、11年間の判事資格剥奪

前回ブログをアップしたのは、グルテル事件会話傍受裁判が1月18日に結審した直後。ガルソン判事が被告としてTS(最高裁)で進行中の3件の裁判の内、最初に結審したのがこの事件でした。そして、2件目の歴史記憶法裁判の公判が1月24日から始まり、口頭弁論が…

ガルソン判事の会話傍受指示に関する裁判、ついに結審

またまた、堅い話でなんですが、2012年1月16日から18日に行われた口頭弁論の概要をまとめてみました。被告;ガルソン判事とバエナ弁護人:会話傍受は法律(刑事訴訟法51条2項)に則り、必要な手続きを踏んで行った合法的なもの >無罪を主張 被告側口頭弁論の…

メモ(2) 2010年5月14日ガルソン判事職務停止命令

(2010年5月に書いた記事)● 2010年5月14日ガルソン判事職務停止命令 法律とは何なのか、法という武器を使うことを許される者とは何なのか、と考えさせられた日。歴史記憶法に関するコメントを書き留めてから、1年半が過ぎた今日、全国管区裁判所のガルソン…

メモ(1) 2008年12月、歴史記憶法に思うこと

(2008年12月に書いた記事)2008年12月、歴史記憶法に思うこと2008年秋、日本に里帰りした際、「私は貝になりたい」という映画を見ました。ごく普通の市民とその家族が戦争というものに翻弄され踏みにじられていく過程が、美しい日本の四季の風景とともに優…

あべこべの世界〜歴史記憶法、グルテル事件、ガルソン判事〜

12月18日の記事で書いたパコ・イバニェスの歌「El Mundo al reves(あべこべの世界)」が聞こえてきそうです。汚職取締特殊検察(検察特捜部)の要請で民衆党組織と同党が与党である多くの地方自治体政府に深く浸透していた組織的汚職網(グルテル事件)の捜…

2012年 試練の年 財政赤字削減政策の大鉈、第一弾

明けましておめでとうございます。試練の年の始まりです。12月30日(金) ラホイ内閣発足後2回目の閣僚会議が開かれ、ついに財政赤字削減の具体的政策が発表されました。 閣僚会議後の記者会見に現れたのは、サエス・デ・サンタマリア副首相兼スポークスマン、…