ルーシーママのスペイン便り

ルーシーは2009年にマドリッドに近い村で生まれたトイプードル、ママはえらい昔、日本に生まれ、長い間スペインに住んでるおばはんです。

ルーシーの歴史(3) 2009年秋、子犬ルーシーの試練

2009年秋、子犬ルーシーの試練、白癬菌と外耳菌
最初に連れて行った獣医さん、ちょっと頼りなかったので、予防注射はべつの獣医さんのところへ行ったのですが、そこではいろいろ触診をしてくれた結果、皮膚病の白癬にかかってると言われてしまいました。土の上で生活してる犬は白癬菌を持っていることが多いそうなのですが、免疫力の弱い子犬などは発症してしまうケースがあるのだそうです。白癬菌は人にもうつるし、徹底的に治療しないと完治が難しいと言われ、相方も私も心して治療を開始しました。
体のあちこちの毛が抜け落ち、毛の抜けた後の体表の皮膚もカサカサで痛そう、本当にかわいそうでした。
毎日シロップ状の飲み薬を飲ませる、毎日優しくブラッシングしてあげる、絶対屋外には出さない、週に一回特別なシャンプーで洗ってあげる、人間にうつらないようにルーシーに触るときは手袋をはめる、白癬菌が家の中で繁殖しないように、ルーシーの行動範囲を制限し、そのエリアは塩素系漂白剤と洗剤を入れた水で1日に2回から3回拭き掃除する。白癬の他にも、耳の中にダニが居ると言われ、一日2回朝夕ダニを殺す薬を注入しコットンできれいに拭いてあげるということも同時進行で続けました。薬を注入した後、耳の下を押さえてマッサージしてあげると気持ちよさそうにしてましたが、きっといつも耳の中が不快だったのだと思います。
この治療を8週間続け、12月半ばに再度獣医さんのところへ。触診してくれた先生曰く、「白癬は完治してるね、おめでとう!」。やったぁー、よかった。手袋なしでルーシーを初めてぎゅっと抱きしめることができたときは、ほんとうに嬉しかったです。でも、耳のほうは朝夕コットンでふいても未だきれいになっておらず、再度見てもらうと、ダニではなくて外耳に菌が繁殖しているらしいと言われ、今度は薬を替えてみることに。この効果はテキメンで、10日ほどで、今までどんなに拭いてもすぐに茶色くなってしまった耳が、きれいになりました。あれからすぐに薬は止めたけど、週に2回くらいコットンで拭いてあげるだけで今もルーシーの耳はいつも超きれいです。ルーシー、よかったね。




(なんという動物?)


(トイプーです)


(ルーシーの宝物、靴下)

(トイプードルだからね)