ルーシーママのスペイン便り

ルーシーは2009年にマドリッドに近い村で生まれたトイプードル、ママはえらい昔、日本に生まれ、長い間スペインに住んでるおばはんです。

大晦日

12月31日 どんより曇り。

今日は大晦日、世の中の人みんながせわしなさそう。余裕を持ってやっておくべきことをついつい後回しにした結果、今日と言う日にアセアセする、まぁ、これも国民性でしょうか?

そういえば、わが家が5月に早々と提出した2009年度確定申告、大蔵省から何度となくイチャモンつける通知が入り、その度にお役所に出向いた結果、最終的にこちらの言い分が正しいことが認められたけど、「払いすぎ税金の払い戻しは年内に行うべし」という法律ぎりぎりの12月30日に振込みがありました。6月に行うべき払い戻しを12月30日まで延ばしたというのはある意味、凄い!うちらだけじゃないだろうし、納税者みんなにイチャモンつけて支払い期限を半年も延ばせば、国庫にとっては結構な節約になるでしょう。これも国家の経済政策の一環でしょうか?

比較的順調にお仕事が終わり、帰宅後さっそくルーシーのお散歩。この時期、クリスマスから新年6日の公現祭(東方三博士礼拝)まで、とにかくどこそこかまわず子供たちが爆竹で遊ぶもんで、油断して歩いてると人間でもびびります。犬たちにとっも試練な季節。お散歩ルートも、爆竹の音のする所を避けながら、慎重に選ばねば。幸いかな、我が家のルーシーはあまり爆竹に動揺しないけど、近所のお友達Nさんちのワンちゃん2匹、クィーンとマヤは、爆竹が大の苦手。なので、Nさん、この時期は爆竹の鳴る夜はワンちゃんたちを置いて外出するのが大変。



そして、いよいよ24時が近づくと、スペイン名物プエルタ・デル・ソルでのカウントダウン開始。ソル広場は詰め掛けた群衆で立錐の余地もない、そんな中、時計台では00h00の12秒前から12回鐘が鳴り、ソル広場にいる人たちだけでなく、テレビで生中継を見ているスペイン中の人たちが、その鐘に合わせて12個のぶどうを食べる、これがスペイン流の新年の迎え方。口の中はぶどうで満タン、これをシャンパンで流し込んで「フェリス・アニョ・ヌエボ(新年おめでとう)」
ルーシーにはぶどうもシャンパンもあげられないけど、今日はササミ肉をた〜くさん乗っけた晩御飯を奮発。あっというまに平らげて、カウントダウンもそっちのでけでいつもの「あそぼ、あそぼ、あそぼ」攻撃。最近お気に入りのボケロン(ほんとはイルカの形をしたぬいぐるみなのに、ルーシーパパが『でかいわし』と言う意味のスペイン語、ボケロンと呼んでいる) の千本ノック状態でルーシーはニューイヤー突入。



そうそう、忘れてたわけじゃないけど、最後に、今日はルーシーパパの誕生日。なんと生誕半世紀!実年齢じゃないよ、人間は。若いでしょ、気持ちだけは、それでいいの。


それと、今日届いた嬉しい年賀メール、友人の息子くんから、生まれて初めてスーツを着た写真。そっか、スーツでおめかししてニューイヤーズイブパーティーに出かける年頃になったんだねぇ・・・馬子にも衣装、なんて言わないよ、かっこいいよ。



シャンパンのコルクに夢中のルーシー